Data Replicator II を使用する
- サーバーを選択
- バックアップ
- 復元
- オプション
- ログ
サーバーを選択
データのバックアップや復元をする前に、次の手順に従ってターゲットのサーバーを選択してください。
- Synology Data Replicator II をはじめて使用する場合、使用可能なサーバーが検索されます。されない場合は、[参照] をクリックします。
- ターゲットサーバーを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- ターゲットサーバーにユーザー名とパスワードを入力するか、「guest」を選択してログインします。
- [次へ] をクリックします。
- ターゲット共有フォルダを選択します。
- [完了] をクリックします。
注意: Windows 98 ユーザーは、手順 4 で入力した同じ PC ログイン名とパスワードを使用してください。
バックアップ
Windows 2000、Windows 2003、およびWindows XPを使用している場合は、すべてのファイルを正常にバックアップするために、Synology Data Replicator IIはバックアップのためにネットワークドライブを割り当て、PCでは最大4つのドライブ文字を使用することができます。 Windows 95、Windows 98、およびWindows MEを使用している場合は、Synology Data Replicator II はファイルをターゲットのサーバーに直接コピーします。
3つのバックアップオプションがあります:
今すぐバックアップ
この機能を使用して、選択したフォルダのすべてのファイルをサーバーに保存します。 新しいバックアップタスクにこのオプションを使用するようにしてください。 以下のステップに従って続行してください。
- 左で [バックアップ] をクリックします。
- バックアップするフォルダを選択します。
- [今すぐバックアップ] をクリックします。
- バックアップが終了したら [完了] をクリックします。
同期
選択したフォルダを監視するのにこの機能を使用してください。選択したフォルダ内の変更されているファイルをターゲットサーバーにバックアップします。 以下のステップに従って続行してください。
同期を開始
- 左で [バックアップ] をクリックします。
- バックアップするフォルダを選択します。
- [同期] をクリックします。 プログラムの右上の角にある「X」をクリックして、プログラムをシステムトレイに最小化することができます。
同期の中止
Synology Data Replicator II が同期の監視モードの場合は、次の手順に従って同期を停止します。
- プログラムがシステムトレイに最小化されている場合は、プログラムアイコンをダブルクリックして開きます。
- 左で [バックアップ] をクリックします。
- [同期の中止] をクリックします。
スケジュール バックアップ
この機能を使用して、選択したフォルダのすべてのファイルを、特定の時刻にバックアップします。 以下のステップに従って続行してください。
スケジュールの設定
- 左で [バックアップ] をクリックします。
- バックアップするフォルダを選択します。
- [スケジュール バックアップ] をクリックします。
- バックアップスケジュールを設定します。
- [OK] をクリックします 。
- Windows 2000、Windows XP、または Windows Vista を使用している場合に、Windows のログオフ時にスケジュール・バックアップを実行する必要がある場合は、パスワードを入力して
を押します。 Windows にログインしている場合にのみスケジュール・バックアップを実行する場合は、
<スキップ>
をクリックします。 Windows 98 および Windows ME を使用している場合は、両方の環境でスケジュール・バックアップが実行されるので この手順を無視してください。
設定が完了したら、Synology Data Replicator II を終了するか、システムトレイにプログラムウィンドウを最小化することができます。 Synology Data Replicator II は時間がきたら自動的にスケジュール・バックアップを実行します。
スケジュールの削除
- 左で [バックアップ] をクリックします。
- [スケジュールの削除] をクリックします。
Outlook/Outlook Express/Windows Mail/アドレス帳 ファイルのバックアップ
この機能を使用して、電子メールとアドレス帳を含む Outlook または Outlook Express のファイルをバックアップします。
- 左で [バックアップ] をクリックします。
- [Outlook および Outlook Express ファイル]オプションを選択します。
- [今すぐバックアップ]、または[スケジュール バックアップ]をクリックします。
ファイルは、サーバーの次のパスのサブフォルダに保存されます。
DR2-PC_name-PC_account\backup_time\drive_name
注意:
Outlook Express/Outlook/Windows Mailをバックアップするには
[今すぐバックアップ]および[スケジュール バックアップ]のみが使用できます。
Outlook/Windows メール の実行時に Outlook/Windows メールをバックアップするには、
- [今すぐバックアップ]および[スケジュール バックアップ]のみが使用できます。
- Windows XP、Windows 2003、またはWindows Vistaを起動している場合、
- PCの1つ以上のドライブがNTFSでフォーマットされている必要があります。
- Outlookファイルはローカルのドライブにある必要があります。
- ユーザーはPCの管理者としてログインする必要があります
- Windows XPおよびWindows 2003以外のオペレーティングシステムを起動している場合は、Outlookを閉じてからOutlookのバックアップを行ってください。
サポートと制限:
- ターゲットサーバーを検索する場合に、Synology Data Replicator IIはポート9999、9998、または9997を使用します。
- 圧縮ファイルと暗号化ファイルは、バックアップ後に通常のファイルになります。 ファイルのプロパティは消去されます。
- Synology Data Replicator II では、最大240バイトの長さのファイル名が使用できます。
- PCのコンピュータ名を変更する場合は、PCの管理者ログインパスワードを入力してスケジュールバックアップを設定してData Replicator IIが正しく動作するようにします。バックアップのスケジュールが既に設定している場合には、そのスケジュールを削除してPCの管理者ログインパスワードを使用してもう一度新しく設定します。
復元
Synology Data Replicator II には、次の 2 つの復元オプションがあります。
閲覧して復元します
復元するファイルの場所が分かっている場合は、このオプションを使用することができます。 以下のステップに従って続行してください。
- 左で [復元] をクリックします。
- [閲覧して復元します]項目の下の [起動] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- 復元するデータソースを選択してください。
- [次へ] をクリックします。
- ファイルの閲覧を、バージョンまたは復元ポイントのどちらでするかを選択します。
- 復元するファイルとフォルダを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- ターゲットのパスを指定します。
- [完了] をクリックします。
検索して復元します
復元するファイルの場所が不明な場合や特定のキーワードでファイルを復元する場合は、このオプションを使用することができます。 以下のステップに従って続行してください。
- 左で [復元] をクリックします。
- [検索して復元します]項目の下の [起動] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- 復元するデータソースを選択してください。
- [次へ] をクリックします。
- [キーワード:]テキストフィールドに、 検索するキーワードを入力します。
- [バックアップ:]ドロップダウンメニューから、 バックアップ時間を選択します。
- [検索] をクリックします。
- 復元する正しいファイルとフォルダを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- ターゲットのパスを指定します。
- [完了] をクリックします。
Outlook/Outlook Express/Windows Mail ファイルの復元
Outlook/Outlook Express/Windows Mail ファイルを復元する場合に、オリジナルのパスか新しいパスかどちらかを、次の手順に従って選択して復元することができます。
- オリジナルパス: このオプションを選択すると、電子メールやアドレス帳を手動でインポートする必要はありません。PCは復元されたファイルで置き換えられます。
- 新しいパス: このオプションを選択すると、指定したパスにデータを保存することができます。Outlook/Outlook Express/Windows Mail の電子メールやアドレス帳は手動でインポートしてください。
オプション
フィルタ
バックアップリストから特定の接頭辞または拡張子の付いたファイルを除外するには、この機能を使用します。 以下のステップに従って続行してください。
- 左で [オプション] をクリックします。
- [フィルタ] をクリックします 。
- 「接頭辞」または「拡張子」オプションの右にある [追加] をクリックします。
- 指定の条件を入力します。例えば、拡張子の「exe」、または接頭辞の「~」。
- [OK] をクリックしてセットアップダイアログを閉じます。
- [OK] をクリックして終了します。
バージョン
バージョン
ファイルがサーバーに正常にバックアップされるたびに、バックアップファイルのバージョンが作成されます。 PC のファイルがバックアップ後に変更されなかった場合は、バックアップが行われた回数に関係なくバージョンは1つだけ作成され、「最新」フォルダに保存されます。 但し、PC のファイルがバックアップ後に変更された場合は、前のバックアップが旧バージョンとなり、「過去」フォルダに移動されます。 PC の変更されたファイルは最新バージョンとしてバックアップされ、「最新」フォルダに保存されます。
バージョン数
バージョン数は、1 つのアカウントとバックアップに指定した1 つの共有フォルダを使用する場合に、サーバーが「最新」および「過去」フォルダに保存するPC の1つのファイルのバックアップファイルのバージョンの数を定義します。 例えば、バージョンの数が3に設定されている場合は、最新のバックアップファイルのA.txtは「最新」フォルダに保存され、2 つの古いバージョンのバックアップファイルのA.v00とA.v01は「過去」フォルダに保存されます。 バージョン数が小さいほど古いバックアップであることを表します。
注意:
バージョン数が1に設定されている場合は、サーバーのバックアップファイルのバージョンは常に1つであり、「最新」フォルダに保存されます。 「過去」フォルダにファイルはありません。
ファイルバージョンの最大番号を定義するには、この機能を使用します。 新しいファイルバージョンは、前回のバックアップ後のファイル変更のサーバーに保存されます。 以下のステップに従って続行してください。
- 左で [オプション] をクリックします。
- バージョン番号を設定します。
- [適用] をクリックします。
復元ポイント
復元ポイント
バックアップのたびに、Data Replicator II はバックアップの開始時の時間で名前が付けられたフォルダを作成します。 このフォルダが復元ポイントで、各復元ポイントにはバックアップのすべてのファイルが含まれます。 PCのファイルが最初のバックアップされた後に修正されたとしても、Data Replicator II は各復元ポイントにファイルを維持していますが、ディスクサイズを計算する場合に1つのファイルとして解釈します。
復元ポイントの数
復元ポイントの数は、1つのアカウントとバックアップに指定した1つの共有フォルダを使用する場合に、サーバーに保存する復元ポイントの数を定義します。 復元ポイントが設定する数を越えると、Data Replicator IIはバックアップ後サーバーから最も古い復元ポイントを削除します。
この機能を使用してサーバーに保存する必要のある復元ポイントの数を定義します。 [今すぐバックアップ]、[スケジュールバックアップ]、または[同期]を使用してバックアップされたデータは、次回の復元で使用するための復元ポイントがバックアップ時に与えれらます。 次回の復元では、指定された復元ポイントの状態のファイルを復元することができます。 以下のステップに従って続行してください。
- 左で [オプション] をクリックします。
- 復元ポイント番号を設定します。
- [適用]をクリックします。
注意:
- 復元ポイント機能は、Windows 2000 / Windows XP / Windows 2003 / Windows Vistaでのみ使用できます。
- 復元ポイントに応じてサーバー上に異なるディレクトリが作成されても、異なる復元ポイントに交差する同じファイルはショートカットです。 従って、ディスク上にはファイルのコピーが1つだけあり、ショートカットはディスク容量を重複して使用しません。
ログオン時の自動起動
Windowsにログインしたときに自動的にSynology Data Replicator II を起動するように設定することができます。以下のステップに従って続行してください。
- [スタートアップに登録する] チェックボックスを選択します。
- [適用] をクリックします。
バックアップファイルの有効性を確認
バックアップ中にサーバーのバックアップファイルがPCのファイルと同じであるかを確認することができます。 以下のステップに従って続行してください。
- <バックアップファイルの有効性を確認> チェックボックスを選択します
- <適用>をクリックします
ターゲットサーバーに同じファイルを保存
バックアップ処理を実行する場合に、ターゲットサーバーの「最新」フォルダーにローカルコンピュータと同じファイルを保存することができます。 例えば、コンピュータのフォルダAにあるファイル<B.txt>をバックアップする場合は、<B.txt>はターゲットサーバーにバックアップされます。 但し、ローカルコンピュータのフォルダAにある<B.txt>は次のバックアップの前に削除された場合は、ターゲットサーバーの「最新」フォルダにある<B.txt>も削除されます。 このようにして、「最新」フォルダにあるフォルダAはローカルコンピュータのフォルダAと同じになります。 セットアップするには以下のステップに従ってください。
- <ローカルファイルが削除されると同時に反対のバックアップファイルを削除します。>チェックボックスを選択します。
- <適用>をクリックします。
ログ
最大ログファイルは 512KB です。ログファイルがそのサイズに達した場合、最も古いものから 128KB のデータが削除されます。
ログを保存
- 左で [ログ] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
- ターゲットのパスを選択します。
- [保存] をクリックして終了します。
ログを消去
- 左で[ログ]をクリックします。
- [消去]をクリックします。
- 確認ダイアログの [はい] をクリックします。